岩と柳(ぼく先、新・描写練習画像あり)

漫画の絵に変化の気配があって、まだ脱皮の途中も途中だけれども、お知らせしたい。


わたしはこれまで漫画においては、脳内にただよう曖昧模糊な理想像を、筋力をもってガッチリとつかまえ「正確さ」を求めて描いてきた。

前回の記事で「力量が足りない」と書いているのも、脳筋たる証拠。パワーとさけび、いわす岩の上腕。

一方で、絵描きとしてわたしは多くの抽象画&半抽象画を描いてきた。柳のように揺れて脱力し、無私&無心にちかい状態でよどみなく放出される色、線、図形。

紙に落とされたこれらは行き場がなく、ただ大量にストックされているのみ。とにかくたくさん。

かたさとやわらかさ。両者は手をとれるはずだ。差別意識の柵を取っぱらえと、じぶんに許可さえすればいいのだ。

力でも量でもないものが、あるいはそのどちらにも重心を移ろわせながら展開していく、絵というよりは固まらない「映像」感覚のものが、わたしがこれから作っていく漫画には、ほしい!

奇しくも「ぼくと先輩」4巻収録の物語は、映像作品や流動的なSNSの話題が織りこまれる。

いままでの巻と同じように、風は吹き、光りがさして、鳥は飛んでいるし、オノマトペだって飛ぶだろう。「変わった」ところ「変わらない」ところを見て読んでおもしろがってもらえるまで、あとどのくらいかかるかは、うむ。

「凍える季節には」とだけ。

待っていてくれてありがとう。


今夏の暑さはすでにすさまじい。

どうかみなさま、お身体を第一になさってください。

わたしはまた、ここに制作の進捗や発見、考えたことなどを書きますね。いつでも見&読みにきてください。


(2023年7月14日 木村さくら)

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※じぶんでロケハンした写真で背景画の練習をした工程。理想を目の前に描き出すため、工夫は続く…

ぼくと先輩のまど

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