真心と創造
今日はここに画像を置かず、インスタグラムのリンクを貼ります。
木村さくらインスタグラム
https://www.instagram.com/kimura__sakura/
SNSを活用できているか。わたしは日頃悩んでいます。自分にとってSNSの存在意義とか、合理的かつ効率的宣伝活動とか。もちろんそれもあります。でも一番は工夫できているかどうか。
飽きて放置したくない、どうしたらいいかわからないからと離れたくない、不要と決めつけたくない、でもバッチリ馴染んで埋もれたくない。だって、わたしから皆さんへ向いて開いている窓のひとつじゃないですか。閉めたくないですよ。まだ会いたい人がいるんだ。
最近(2月後半)木村さくらインスタでは作画動画や制作の準備、材料などについてお伝えしています。
以下は直近取り上げた「スミコさん」についてお話します。
「スミコさん」はわたしが母・平野公子と作っていた漫画。
2017年の一年間、母企画の小豆島発オンラインマガジン「その船にのって」掲載。
公子さんから一回分の物語(小説形態)が届き、わたしはそっくりそのまま画面に組み立てる。
最終回を描き終えると、わたしは穴があいたようになった。
ショッピングモールではしゃいでいる幼い姉妹とその家族を見かけて「タカコちゃんとお姉ちゃん、もういないんだな」と深く落ち込んでいった。
公子さんは「漫画は描いた人のもの」と言ったが、やはり「スミコさん」は公子さんの物語であった。母の語りをありのままなるべく絵で再現する娘。親子の知覚ありきの、ここだけの物語だった。
わたしの物語はどこにあるの。
そうしてわたしはひとり「ぼくと先輩」へ向かって行くのだけど、”誕生秘話”みたいなものはさておき、本が4冊あるのでそれを読んでもらいたいなと思う。
1巻2巻は世界固め。まだまだ出し切れない見せきれない。全力投球。この主人公、近場創大どうですか、壮大なプレゼン。
2.5巻は親切と洒脱、官能。遠久野真澄、この男を思いたいように思って。好きになってくれたらいいけど、ほっといてくれてもいい。
3巻は旅と縁。大きな縁がめぐる。強さゆえのやわらかさ。はてなく夢見る一方現実を虚飾なく捉える。陰と陽。裏返しではなく共にある。
今日は以上です。
いつも長いのを読んでくれてありがとう。どうかお元気でいてください。
(2022年2月18日 木村さくら)
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