Road to ぼくと先輩 3巻「Dog Days」
こんにちは。ぼくと先輩の新しい物語には犬が登場します。
それで場面によっては毎日のように犬を描いています。生れてこのかた猫としか生きてこなかったわたしが。猫は描けても犬はだめ。一緒に暮らした経験がないため、その存在が脳に刻まれていないのです。
絵を描く人は、描く対象の存在とそれに対する自身の経験を見ているのだと思います。
例えをひとつ。苺を描くときに表現するものは正しいベリーレッドの色ではなく、つぶつぶ種がついたしずく型の姿でもない。苺をつまんだ指をぬらす水滴や、舌がしびれる甘酸っぱさ。それを描きたい。
そんなわけで、イッヌ経験不足なわたしは、犬に対しての思いをどう描く?そんなところも見所にして最新刊をお持ちいただければと存じます。
第3巻のおはなし「想像上の本」では、主人公ふたりの境遇もまた「犬的」です。
命令や指示を待ってくらす?愛されるだけで幸せ?血統書があればすごいの?
今日のところは予言ここまで。いつも読んでくださってありがとう。
(2021年10月19日 木村さくら)
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