Road to ぼくと先輩 3巻 合流
わたしの読者さま、いつも見ていてくれてありがとう。今月は新しい絵がない。ごめんなさい。
8月24日から約1ヶ月のあいだ週6日、1日8時間鉛筆を握っても「完成した絵」はいちまいも生まれない。漫画とはげに時間がかかるものよ。
しかしわたしは、その時間がかかるものを今年に入り三度、このHPで発表してきました。掌編ながら毎回磨きをかけて漫画の術を更新してきたつもり。
そして更新の先にあるのは今まさに格闘中の新刊本・ぼくと先輩 3巻です。
これは描写技術の向上に限ったことではなくて、3巻にはこのHP上にある短いお話の片鱗が紛れ込んでいるのです。すべて読んでいただいているかたならご記憶の片隅にある風景が、あの登場人物が、主人公の想いが、結びつくかもしれません。
必読ではありません。しかし読み返して新刊をお待ちいただければ、より新しい本を楽しめます。間違いなく。
では3つのミニ・エピソードをあらためてご紹介いたします。
①乙女の里帰り
https://nomad.bokutosenpai.net/posts/13157095
今後短編ではワルツ出版文芸部各人の出番が来る?今回は風輝石(ふきいし)さんが担当の林先生と電話会議。先生は里山にいますが、都内なのです。
②おりおん ORION
https://nomad.bokutosenpai.net/posts/15330260
12歳の少年遠久野と山の怪が出会う。そこに居合わせるは男だけの3家族キャンプチーム。遠久野さんに幼なじみが3人もいるなんてね。そして舞台はこちらも東京都です、あくまでも。みんなの知らない東京の山奥。
③THE BOY WE LOVED
https://nomad.bokutosenpai.net/posts/20021864
千葉外房の8月、近場16歳の夏休み。著者が千葉県へ移住したのも相まって、千葉らしい景色になっているかと思います。
クラスメイトのスーザン視点で描いたのは、近場を外から眺めてみようとしたためです。
そう、3巻では近場くんの体内(なか)からの描写が続くのです。なかなかどうして体力が要ります。どうにかワクチン副反応がすくないよう願うのみ(9月19日現在未摂取)
そうそう、最後に。
読者みなさんはみなさんの住む、わたしが知らない町でわたしの本を持っていてくださるんですよね。
待っていてください。
(2021年9月19日 木村さくら)
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