ぼくと先輩とは
爆誕(バクタン)という言葉があります。
大地がふるえ空が割れ、降りそそぐ祝福のなか極彩色の神々が発現する。それを目撃するかのような、勢いあるスラングです。
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「ぼくと先輩」は2019年5月「自分のものが作りたい」著者の熱意そのままで爆誕しました。
自費出版のこの漫画本に社会的使命はありません。先の展望は見えません。販売戦略、ターゲット読者層。何のもくろみもなく始まりました。(印刷・製本以外の)全てを著者の手で作る。読む人へ、その時点で最大の力作をお見せする。それだけを自らに賭して。
同じ出版社の先輩・後輩として出会う
主人公ふたり。
近場(ちかば)遠久野(とおくの)、
そのこころ。
家族の歴史や恋人の思い、
おもいでの人の情景。
街の人々がいとなむ
暮らしの呼吸。
実在する店が物語の舞台になり、
架空の書籍が事件を呼ぶ。
第1巻初出から約2年。「ぼくと先輩」は数々の場に出て、多くの人の目にふれ「ぼくと先輩の世界」丸ごとを愛しく思ってくださる読者と出会いました。
「どこかにあるかもしれない、ぼく先世界」
このホームページはそんな世界につけた窓。本編未収録のエピソード、スチールのようなひとコマ、設定の話等々を発信していきます。
著者自身この新しい発表の場を楽しみ、自由に踊る心づもり。
ホームページ掲載の短編を紙の本にしたい。あと数本描けたらなあ。
2022年はどんなお話が飛び出すことでしょう。
(2022.1 木村さくら)